頭痛は多くの方が経験する症状ですが、その原因や種類は様々です。日常生活に支障をきたす慢性的な頭痛や、突然激しく起こる頭痛は、適切な診断と治療が必要です。当院では最新のMRI装置を用いた詳細な検査により、頭痛の原因を正確に診断し、それぞれの患者様に最適な治療を提供しています。
頭痛の種類と特徴
頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分類されます。一次性頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など、頭痛そのものが疾患であるタイプです。二次性頭痛は脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血など、他の病気が原因で起こる頭痛です。
特に注意が必要な危険な頭痛の症状
- 突然の激しい頭痛(今まで経験したことのない痛み)
- 頭痛とともに発熱、嘔吐、意識障害がある
- 手足のしびれや麻痺を伴う
- ものが二重に見える、視野が欠ける
- これまでと明らかに異なる頭痛パターン
このような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
片頭痛について
頭痛の中でも特に日常生活への影響が大きいのが片頭痛です。片頭痛は激しい頭痛発作を繰り返す慢性の神経疾患で、適切な診断と治療により症状の大幅な改善が期待できます。
片頭痛の特徴的な症状
片頭痛は以下のような特徴を示します。頭痛は通常、頭の片側に起こることが多いですが、両側に起こることもあります。ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、痛みの強さは中等度から重度です。日常的な動作(階段の昇降や頭を動かすなど)により痛みが悪化することがあります。
頭痛に伴って吐き気や嘔吐が現れることが多く、光や音に対して過敏になる症状も典型的です。また、一部の患者様では頭痛の前に「前兆」と呼ばれる症状が現れることがあります。これは視野の一部が見えにくくなったり、ギザギザした光が見えたりする視覚症状が代表的です。
頭痛発作は数時間から数日間続き、その後は症状が完全に消失するのも片頭痛の特徴です。発作の頻度は個人差が大きく、月に数回から週に数回の方まで様々です。
こんな症状の方はご相談ください
- 突然激しい頭痛が起こった
- 頭の片側または両側にズキンズキンとした強い痛みがある
- 頭痛に伴って吐き気や嘔吐がある
- めまいを伴う頭痛がある
- 光や音が異常にうるさく感じる
- 頭痛の前に視野の異常や光が見える
- 階段の昇降や頭を動かすと痛みが悪化する
- 頭痛が数時間から数日間続く
- 月に数回以上、同様の頭痛発作を繰り返す
- 市販の頭痛薬が効きにくい、または使用頻度が増えている
- 頭痛により日常生活や仕事に支障をきたしている
- 最近、もの忘れが気になり、同時に頭痛もある
これらの症状に心当たりがある方は、我慢せずに早めにご相談ください。
当院でのMRI検査による診断
当院では最新のMRI装置を導入しており、頭痛の診断において重要な役割を果たしています。MRI検査により、頭痛の背景に隠れた重大な脳疾患(脳腫瘍、脳血管奇形、脳動脈瘤、脳出血など)を発見し、適切な治療につなげることができます。
片頭痛の診断においても、MRI検査は重要です。片頭痛自体はMRI画像で直接診断できる疾患ではありませんが、片頭痛と似た症状を示す他の脳疾患を除外することが可能です。これは「除外診断」と呼ばれ、安心して片頭痛の治療を進めるために不可欠なプロセスです。
特に、これまでと異なる頭痛パターンを示す場合や、頭痛の性質が変化した場合、突然激しい頭痛が起こった場合には、MRI検査による詳細な評価が必要となります。
また、長年片頭痛に悩まされている患者様や、もの忘れが気になる患者様の中には、MRI画像で脳の変化(白質病変など)が見つかることがありますが、これらの変化の意味について詳しく説明し、適切な治療方針を決定いたします。
当院での治療アプローチ
当院では患者様お一人おひとりの症状や生活スタイルに合わせた個別の治療プランを提供いたします。
片頭痛の治療
片頭痛の治療は大きく分けて、発作時の治療(急性期治療)と発作を予防する治療(予防療法)の二つのアプローチがあります。
急性期治療(発作時の治療)
急性期治療では、片頭痛特効薬(トリプタン系薬剤)や鎮痛薬を用いて、発作時の症状を速やかに軽減します。薬剤の選択は患者様の症状の特徴や併存疾患を考慮して決定いたします。
予防療法
予防療法は、頭痛の頻度や強度を減らすことを目的とした治療で、月に数回以上の頭痛発作がある方や、日常生活に大きな支障をきたしている方に適応となります。
当院では、従来の予防薬に加えて、最新の片頭痛予防療法であるCGRP関連抗体薬による注射治療も提供しています。
アジョビ(フレマネズマブ):月1回または3ヶ月に1回の皮下注射による予防療法
エムガルティ(ガルカネズマブ):月1回の皮下注射による予防療法
これらの注射薬は、片頭痛の発症に関わる物質(CGRP)の働きを抑えることで、頭痛の頻度や程度を減らす効果が期待できます。従来の内服予防薬が効果不十分だった方や、副作用で継続できなかった方にも新たな治療選択肢となります。
予防薬の種類は多岐にわたり、内服薬と注射薬のそれぞれの特徴を踏まえ、患者様の症状、体質、ライフスタイルに最も適したものを選択いたします。
総合的なアプローチ
院長が専門とする慢性疼痛外来の知識と経験を活かし、薬物療法だけに頼らない総合的なアプローチも提供しています。生活習慣の改善、ストレス管理、睡眠の質の向上など、患者様お一人おひとりの生活環境や体質を考慮した治療を行います。
日常生活での注意点
片頭痛の管理には、日常生活での工夫も重要です。規則正しい睡眠リズムの維持、適度な運動、ストレスの軽減、特定の食品(チョコレート、チーズ、赤ワインなど)の摂取制限などが有効とされています。また、頭痛日記をつけることで、自分の頭痛の特徴や誘因を把握することができ、より効果的な治療につながります。
当院の特徴を活かした頭痛診療
秋津駅から徒歩30秒の便利な立地にある当院では、通院負担を軽減し、継続的な治療をサポートいたします。慢性的な頭痛は長期的な管理が必要となるため、アクセスの良さは大きなメリットとなります。
医療法人社団Human Loveが運営する当院では、「人間愛」を理念とし、患者様お一人おひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。頭痛でお悩みの方の健康を第一に考え、症状の改善と生活の質の向上を目指して治療にあたります。
頭痛は「我慢するもの」ではありません。適切な診断と治療により、症状の大幅な改善が期待できます。頭痛でお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。最新の検査設備と豊富な経験により、最適な治療プランをご提案いたします。